《普正寺の森の楽しみ》

1月
・1月に記録のある珍鳥(シベリアムクドリ・オオマシコ・ノドグロツグミ・ヤマヒバリ・アリスイ・キバシリ・
ハイイロチュウヒ・ケアシノスリ・ミミカイツブリ・ビロードキンクロ・チュウヒなど)

・暖かな日には、ホオジロやシジュウカラのさえずりが聞こえることもあります。

・カモ類が多くなります。特に犀川下流の中州周辺で。

コイが大池の小川の注ぎ口周辺に多く集まっています。特に冬期に多い。

・非常に強い季節風の日に、砂丘に立つのも良い経験です。
飛んでくる砂で顔が痛くなり、強風で飛ばされそうになり立っているのも辛くなります。
しかし、その強風をものともせず、優雅に飛んでいる鳥たちを見ると野性の強さを感じます。

最大瞬間風速が30m/sを超える日もあります。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rank_s.php?prec_no=56&prec_ch=%90%CE%90%EC%8C%A7&block_no=47605&block_ch=%8B%E0%91%F2&year=&month=1&day=&view=

・1月上旬は、もっとも日の出の時刻が遅く、金沢では7時6分です。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/dni18.html



2月
・2月に記録のある珍鳥(ヤマヒバリ・アカマシコ・アリスイ・ハイイロチュウヒ・チュウヒ・
キバシリ・ヤマシギ・ゴジュウカラ・ヤツガシラ・マダラウミスズメ・コミミズク・ウトウなど)

・日本海で、アビ類を観察することが増えます。

・モズの求愛行動(ディスプレイ・サブソング)が時々見られます。

・ミヤマホオジロやカシラダカのさえずりが聞けることがあります。

・ウメ・タネツケバナ・オオイヌノフグリ・シロバナタンポポ・ヒメオドリコソウなどが開花し、まだ寒い日も多いのですが春を感じます。

・イボタノキ・ノイバラ・ニワトコなどが開葉して、森に緑が広がり始めます。

・野鳥に食べられなかったクロガネモチの赤い実が、2月になっても少し残っていることもあります。




・3月に記録のある珍鳥(トラフズク・ゴジュウカラ・コホオアカ・クロガモ・ビロードキンクロ・
ヤツガシラ・ハイイロチュウヒ・チュウヒ・ヤマヒバリ・コミミズク・オオチドリ・キバシリ・アリスイなど)

・日本海で、オオミズナギドリ1,000羽+の記録が3月にもあります。
(2001年3月26日1,000羽+・2004年4月3日1,000羽+・2014年5月2日3,000羽+)

・ササゴイの池の南で、アオサギの繁殖行動が始まります。

・レンジャク類が群れで訪れる年も。

・ヤツガシラは3〜4月に記録が多く、明るい森や芝生などが要チェックです。

・中旬頃から、大形のツグミ類(クロツグミ・トラツグミを除く)やキジのさえずりが早朝に聞けます。

・下旬頃からは、ウグイスのさえずりが聞けます。

・早い年には3月から、カワラヒワやエナガが巣材運搬をしています。

・上旬にハマダイコンが開花する年もあります。

・中旬までには、カキドオシ・ノゲシなどが開花して植物観察が楽しみになります。


・上旬頃にはチョウ類を見かけることも。

・中旬頃に、ミシシッピーアカミミガメなどが大池の岸に上がり、のんびり日向ぼっこしています。




4月
・4月に記録のある珍鳥(ムジセッカ・イスカ・コホオアカ・ノドグロツグミ・ギンザンマシコ・
マミジロキビタキ・クイナ・オオソリハシシギ・セイタカシギ・チュウジシギ・オグロシギ・
アリスイ・コノハズク・シマアオジ・ヤツガシラ・シロハラホオジロ・カラアカハラ・カササギ・
キマユムシクイ・ミミカイツブリ・ツリスガラ・クロガモ・シマアジ・ミゾゴイなど)

・中旬頃から、コマドリやヤブサメのさえずりが毎年聞けます。

・最近は個体数が非常に少なくなりましたが、10日頃からクロツグミのさえずりが聞けます。
クロツグミは個体によって違う声でさえずるので、さえずりを聞いて個体識別に挑戦するのも楽しみです。
なお、シロハラ・アカハラ・マミチャジナイなどのツグミ類も、クロツグミに似たさえずりで発声しますので注意が必要です。

・下旬頃には、エゾムシクイ・センダイムシクイ・キビタキのさえずりが聞けます。

・ウグイスのさえずりは4月がピークです。

・ヒヨドリの春の渡りのピークは4月20日から5月10日です。(2019年4月23日5,220羽、2008年4月26日4,215羽)

・キビタキの春の初認は4月中旬が多く、終認は5月下旬〜6月上旬の年が多くあります。
ただ、繁殖記録はないのですが、2012年6月27日に♀タイプの、写真ありの記録もあります。

・オオルリの春の初認は、4月上旬〜中旬が多く、3羽以上の記録は4月下旬〜5月上旬に多くあります。
そして、春は5月中旬〜下旬に、終認となる年が多くあります。

・2007年4月15日には66種の野鳥が一日で確認され、普正寺の森の4月としては最多記録でした。

・上旬頃には、ハコベ類・オランダミミナグサ・スズメノヤリ・ホトケノザ・ムラサキケマンなどが次々と開花します。
そして、コブシの花も開花します。

・上旬に、マユミ・キンギンボクなどの明るい緑の葉が展開して、森はいっそう明るい色に変化します。

・アオキ・ウワミズザクラ・キリ・コナラ・ニワトコ・モチノキなどの、樹木の花も開花します。

・中旬頃には、コスミレが満開になり可愛い姿を見せてくれます。また、ハマダイコンが満開になります。

・下旬頃、エノキ・オニグルミ・コバンソウが満開になります。
そして、ヤブニンジン・サルトリイバラ・カラスノエンドウ・コメツブツメクサ・スイバ・ハマエンドウ・アケビ・コバンソウなどが次々と開花します。


・クマバチ、アシナガバチ類などの、ハチ類が見られます。

・アワフキムシ類も観察されます。

・アマガエルが鳴き出します。


・アカテガニが小径でも観察されます。



5月
・5月に記録のある珍鳥(チョウセンメジロ・ヤマセミ・ヤマショウビン・カラフトムジセッカ・
カラフトムシクイ・ミヤコドリ・サルハマシギ・セイタカシギ・アカガシラサギ・クイナ・アカショウビン・
コホオアカ・キマユホオジロ・シマゴマ・ヨーロッパビンズイ・クロウタドリ・ノドグロツグミ・
マミジロキビタキ・ヤイロチョウ・コウライウグイス・セグロカッコウ・カラアカハラ・シマゴマ・
ミゾゴイ・ヒメイソヒヨ・マキノセンニュウ・イワミセキレイなど)

・春の野鳥のピークは5月1〜10日に多く、
ピーク時には一日で50種類を超える日が多く、60種を超える日も時々あります。
5月1〜10日の、雨天日(低気圧通過後)の翌日が、もっとも良いでしょう。

2009年5月5日及び2011年5月4日は、一日で70種。
2013年5月12日には75種の記録があり、普正寺の森の最多記録です。
ただ、5月15日を過ぎると、急激に個体数も種類数も、激減する年があるので注意が必要です。

ムギマキ・コマドリ・コルリ・サンコウチョウなどは毎年記録があります。
運が良ければ、カラアカハラ・マミジロキビタキ・コウライウグイス・シロハラホオジロなどが観察されます。
もっと運がよければ、アカガシラサギ・クイナ・アカショウビン・シマゴマ・ヨーロッパビンズイ・
クロウタドリ・ノドグロツグミなどにバッタリ出逢うことも。

他に、5月には、ミヤコドリ・サルハマシギ・セイタカシギ・ヤマセミ・ヤマショウビン・コホオアカ・
キマユホオジロ・カラフトムジセッカ・カラフトムシクイなどの記録もあります。


【野鳥の観察例として】
・まだ薄暗い、日の出の約30分前(快晴時)に、観察スタートです。
5月上旬では4時20分頃からです。

まず、普正寺の森のすべての小径をゆっくり歩きながら観察します。
早朝は小鳥などのさえずりが良く聞けます。
特に、森の中央にある小川周辺やエノキの小径がポイントです。

そして、日本海や犀川沿い(普正寺の森の東側の2級河川)も要チェックです。
すべての小径をゆっくり歩くと約4kmで、2〜3時間が必要です。

・朝食

・9時頃になると、野鳥観察の方とも出逢うことが多くなりますので、情報を伺って珍鳥ねらい。
かないわ病院の西側の鉄塔には、ハヤブサなどの猛禽類もとまるのでこちらも要チェック。

・昼食

・午後からは、森の中央を流れている小川の上流(二天橋)や、小川の下流(水車小屋)で、小鳥の水浴びを観察。
・小川の中流は水深が深く、小鳥の水浴びはあまり見かけません。
・小川では午前中より午後に、水浴びが多いようです。
特に、12〜16時に小鳥の水浴びを多く見かけます。
・そして、夕方かなり暗くなってからは、大形ツグミ類が次々と水浴びすることもあります。

・小川での観察が暗くなり困難になると(18時45分頃)、林内よりはまだ少し明るい日本海または犀川で観察。
・そして真っ暗な、日の入りの1時間後にも、運がよければアオバズク・コノハズク・ヨタカ・オオジシギ(ディスプレイ)などに逢えるかも。


(5月上旬の早朝については、日の出の60分前(3時50分頃)の、まだ真っ暗な森の中(特に、三千坊跡周辺で)にいて、
徐々に明るくなる森で多くの鳥達の声の広がりを体験するのが、普正寺の森の最高の楽しみでは。
かなり賑やかな日もあります。
そして、トラツグミ・フクロウ類・ヨタカなどの声が聞こえるかも)



・下旬には、オオムシクイのさえずりが多く聞けます。

・上旬頃、ニセアカシア(ハリエンジュ)が開花し、中旬には満開になります。(ただ、花の見頃は短く、約1週間です)

・アキグミ・オニグルミ・マユミ・コマユミ・ヤマフジ・ノイバラなどの花が見頃になります。


・林内や海岸線沿いで、アサギマダラに逢えることもあります。

・ウシガエルの声が、大池やササゴイの池から聞こえます。(最も早い初認日は2015年5月3日、最も遅い終認日は2011年9月4日)



6月
・6月に記録のある珍鳥(コウライウグイス・アカショウビン・クロウタドリ・ヒレンジャク・
マミジロキビタキ・サンコウチョウ・ブッポウソウ・カラアカハラ・アカガシラサギ・チゴモズ・
シマセンニュウ・エゾセンニュウ・カササギ・オオジシギ・サシバ・オシドリ・亜種シマアカモズなど)

・野鳥の春の渡りのピークは過ぎ、個体数も少なくなり寂しくなりますが、上記などの珍鳥が毎年の様に現れます。

・アオバトのさえずりは毎年時々聞けます。

・シジュウカラやホオジロの巣立ち雛に逢える頃です。
エナガやカワラヒワの巣立ち雛を見かけることも。

・ツバメの巣立ち雛が、電線上で親鳥を待っている姿を見かけます。

・上旬に、チガヤ・センダン・スイカズラ・イボタノキなどが満開になります。

・中旬頃から、アキグミ・キンギンボク・ニワトコの実が見頃です。

・スナビキソウ・ハマボウフウ・コナスビ・ネズミモチなどの花が見頃になります。

・クマノミズキ・ネムノキ・イタチハギ(クロバナエンジュ)などが開花します。

・ゴマダラチョウ・モンキアゲハ・アオスジアゲハなどを見かけることもあります。

・カナヘビは時々観察されます。

・中旬頃から、コシアキトンボやアメンボウが多くなります。


・6月中旬は、もっとも日の出の時刻が早く、金沢では4時34分です。

・6月下旬は、もっとも日の入りの時刻が遅く、金沢では19時16分です。



7月
・7月に記録のある珍鳥(クロウタドリ・コグンカンドリ・アカショウビン・アカガシラサギ・
ブッポウソウ・コウライウグイス・ヨタカ・コイカル・ホウロクシギ・チゴモズ・亜種シマアカモズなど)

・林内で野鳥に逢う機会の、最も少ない月ですが、珍鳥が現われることも。

・1997年まではアカモズの巣立ち雛や、1998年までチゴモズの巣立ち雛が観察されています。
そして、1990年頃まで20番い以上のクロツグミが繁殖していました。
再び、普正寺の森で繁殖してほしいと思っていますが、東南アジアや中国南部などで越冬するこれらの種は、地球規模での環境の維持が必要です。
そして、これらの野鳥について、私達が共存のために何が出来るのか考えるのも楽しみでは。

・上旬、アカメガシワ・ネムノキが満開になります。
野鳥は少ないのですが、最も花が咲いている種類の多い季節です。

・メマツヨイグサ・キカラスウリ・クズ・ケカモノハシ・コマツナギ・ツユクサ・ネジバナ・ヤマハギなどの花が見頃になります。

・上旬には、ニイニイゼミが鳴き始めます。

・トンボ類が増えます。ウチワヤンマ・オニヤンマ・ギンヤンマなどに逢えることも。
中旬頃からはハグロトンボも多くなります。




8月
・8月に記録のある珍鳥(キリアイ・ヒバリシギ・ソリハシシギ・キョウジョシギ・アカガシラサギ・チゴモズなど)

・中旬頃から、チドリ類やシギ類が個体数は少ないのですが観察されます。
普正寺浜の南(用水が海岸に流れ込んでいる箇所)がポイントです。
浜に釣り人が少ない早朝や、薄暗くなった夕方が良いでしょう。
コチドリ・シロチドリ・ダイゼン・トウネン・ヒバリシギ・ハマシギ・ミユビシギ・キリアイ・メダイチドリ・ソリハシシギなどの記録があります。

・キンミズヒキ・イヌキクイモ・エノキグサ・カワラケツメイ・ハマゴウ・ヤイトバナ(ヘクソカズラ)などの花が見頃です。

・上旬には、ツクツクボウシ・キリギリスが多くなります。
そして、ミンミンゼミが鳴き出します。

・中旬頃から、ジョロウグモが多くなります。
種類によって違うクモの巣の形を観察するのも楽しみです。




9月
・9月に記録のある珍鳥(オオグンカンドリ・チョウセンメジロ・イワミセキレイ・コウライウグイス・オジロビタキ・
コホオアカ・キマユムシクイ・アカショウビン・ハギマシコ・オグロシギ・ホウロクシギ・ツメナガセキレイ・
亜種ホオジロハクセキレイ・ダイゼン・ヨタカ・シマセンニュウなど)

・下旬までには、コサメビタキ・エゾビタキ・オオルリ・キビタキ・オオムシクイなどが訪れ、秋の渡りを感じる頃になります。

・上空をアマツバメが飛んでいることもあるので要注意です。

・9月下旬から10月上旬頃に、ショウドウツバメの群れがプールの北などで乱舞することもあります。

・キビタキの秋の初認は9月中旬が多く、終認は10月下旬の年が多くあります。

・オオルリの秋の初認は、9月上旬〜中旬が多く、3羽以上の記録は9月下旬〜10月上旬が多くあります。
そして、秋は10月下旬に、終認となる年が多くあります。

・ウンラン・ヌスビトハギ・ヌルデ・イヌタデ・サクラタデ・アレチウリ・アキノノゲシなどが満開になります。

・ニワウルシ・サンショウ・イタチハギ(クロバナエンジュ)・オオオナモミ・ノイバラ・ヨウシュヤマゴボウなどの実が見頃になります。

・砂浜ではハマベノギクが満開です。海浜植物の特徴で、他のキク類に比べると葉が若干厚くなっています。


・9月上旬から中旬の夜は、虫の音が非常に多く、森全体が虫の音で包まれています。
新月や雲で月が隠れている真っ暗な森を、明かりも付けず小径を歩くのも乙なものです。




10月
・10月に記録のある珍鳥(ナキイスカ・ハイイロオウチュウ・シラガホオジロ・カラフトムシクイ・
カラフトムジセッカ・クロヅル・オジロビタキ・クロウタドリ・クイナ・アリスイ・アオバズク・コミミズク・
ハジロコチドリ・キマユムシクイ・ベニヒワ・ソリハシシギ・カケス・イスカ・ミゾゴイなど)

・オオルリ・キビタキ・コサメビタキ・サメビタキ・エゾビタキは、11月より10月がピークです。

・ムギマキも11月上旬より、10月下旬がピークです。
また、ムギマキは春より秋に出逢うことが多い印象です。
(「ムギマキは……春と秋の渡り時期に主に日本海側で見られるが、特に秋は遭遇率が上がる。」と、
BIRDER2017年10月号24ページにも記載されています。)

・オシドリは毎年、犀川と安原川の合流地点で見かけます。また、ササゴイの池や大池・普正寺海岸で見られることもあります。

・ヒヨドリの秋の渡りのピークは、10月20日から11月10日で、海岸線から内陸側100〜400mが最も多い渡りのコースです。
ヒヨドリの秋の渡りの最大個体数は、2017年10月24日7619羽。次に多い記録は2006年11月3日の2836羽。

・上旬には、ナワシログミが開花します。

・中旬頃から、センニンソウの実の白い毛が広がります。

・下旬頃から、シロダモの花と赤い実が同時期に見られます。

・ミズヒキ・ミゾソバ・メドハギ・キヅタ・クコ・ノコンギク・ハマニガナなどの花が見頃です。

・アオキ・アオツヅラフジ・アケビ・カマツカ・マユミ・コマユミ・サルトリイバラ・センニンソウ・
ニワウルシ・ハマゴウ・ゴンズイなどの実が見頃になります。


・中旬頃には、白山に初冠雪(平年10月17日)の知らせがあります。



11月
・11月に記録のある珍鳥(アサクラサンショウクイ・カラフトムシクイ・キマユムシクイ・カラアカハラ・
オジロビタキ・ハジロコチドリ・ホオアカ・イスカ・ベニヒワ・コミミズク・ゴジュウカラ・ウミアイサ・ズグロカモメ・キバシリ・メジロガモなど)

・秋の野鳥は、10月20日頃から個体数・種類数共に徐々に増え始め、ピークは11月1〜15日が多い。
最近は、ピークの時期が遅くなっています。
ただ、11月16日を過ぎると、個体数も種類数も、激減する年があるので注意が必要です。

・春とほぼ同様の鳥たちに逢えます。

・11月上旬は紅葉(黄葉)も多くなり、紅葉により野鳥も、より華やぎます。

・紅葉の季節ですね。アカメガシワ・ツタ・ハゼノキ・コナラ・コマユミ・ヤマノイモなどの紅葉(黄葉)が見られます。
コゲラの小径南のハゼノキの紅葉は特にきれいです。

・アキノキリンソウが開花します。

・中旬頃から、ツルウメモドキの赤い実や、ヤブコウジの小さな真っ赤な実が見られます。

・エノキ・ヤマコウバシなどの実も見頃になります。


・下旬頃から、金沢市の平野部でも初雪が降ります。
金沢の平均値(初雪11月29日・初霜12月1日・初氷12月9日)(金沢地方気象台データより)

http://www.jma-net.go.jp/kanazawa/mame/sonota2011/heinenti.html


12月
・12月に記録のある珍鳥(ベニアジサシ・アカマシコ・キバシリ・オジロビタキ・クイナ・ヤツガシラ・ヒメウ・オジロワシ・シマアジ・アリスイ・
ヤマシギ・ミミカイツブリ・ウミアイサなど)

・冬期には森の上空を通過するガン類やハクチョウ類を観察することが多くなります。
(1991年11月2日コハクチョウ102羽・2006年1月15日マガン171羽・2005年12月25日ヒシクイ75羽)

・アカゲラは毎年冬期にも記録があり、希ですが頬が真白のアカゲラ(別亜種?)に出逢うことも。

・以前は、冬期になると普正寺の森をネグラにするトビが多くなりました。
特に夕方にはネグラ入り前に帆翔するトビの群れを100羽以上観察することもありました。
(最大個体数1990年12月15日125羽)

・キカラスウリ・センダンなどの実が見頃です。

・12月上旬は、もっとも日の入りの時刻が早く、金沢では16時38分です。



□犀川下流左岸の、陸ガニ類(アカテガニ・クロベンケイガニ)について
犀川下流左岸(普正寺橋〜犀川橋)の湿地帯では、カニ類(アカテガニ・クロベンケイガニ)を非常に多く観察できます。

そして、湿地帯には多くのカニの穴が地面にあります。
なお、11月下旬から4月中旬は、森で見かける事はほとんどないので、冬眠をしていると思われます。

犀川下流左岸の湿地帯の西側にある、管理用道路(アスファルト仕上げ)では、以下の季節変化があります。
4月下旬に最も早い初認の記録があります。
そして、7月上旬から9月がピークです。早朝に静かに観察していると、カニが道路全体にウジャウジャいる状態になります。

その後、10月からは少なくなり、11月中旬が終認です。
ただ、20081011日や20111022日の様に、10月でも管理用道路で多くの個体を見掛ける事もあります。

卵を抱いている個体は、71日(1996年)から93日(2000年)に観察しました。


□大池のカメ類(ミシシッピアカミミガメ・クサガメ)について
2016年7月からの大池の観察で、ミシシッピアカミミガメ(別名ミドリガメ)だけでなく、クサガメも多く生息しているのが記録されました。

また、イシガメも非常に稀ですが、大池で観察されました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%83%A1
http://homepage3.nifty.com/japrep/kame/numagame/text/midorigame.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/クサガメ
http://homepage3.nifty.com/japrep/kame/numagame/text/kusagame.htm

ミシシッピアカミミガメ……「冬期は水中に潜んで冬眠を行う。
「主に秋と春、オスは水面でメスの前方へ回り込み、てのひらを外へ向けて爪をプルプルと震わせる。交尾は深場に移動して行われるため観察しづらい。」
「オスの最大甲長23cm、メスで28cmが最大記録である。
甲に横幅があるため大きく見えるかもしれないが、30cmに達した確実な例はない。」
「背甲はゆるやかなドーム型で、正中線上に1本のキールが入る。」
「色彩は雌雄とも成長につれて暗く沈む。老齢のオスには全身の黒化現象も見られるが、クサガメのような漆黒ではなく、グレーっぽいことが多い。」
「成熟したオスは鼻先が尖るほか、メスを誘うため手の爪は非常に長く伸びる。」(山溪ハンディ図鑑10)

クサガメ……「四肢のつけ根には臭腺があり、外敵に襲われると悪臭を発することが和名の由来。」
「冬眠は、川岸に穴を掘る場合と水中で行う場合がある。」
「甲長はオスで最大20cm程度。メスでは30cmを超えることもある。」
「背甲はやや扁平で3本のキールをもち、後縁は滑らか。」
「側頭部や頸に黄色や黄緑色の模様があるが、老齢オスでは消失し、眼も含めて全身真っ黒になる。」(山溪ハンディ図鑑10)