2008年 常讃寺 夏休み子ども会  

7月22日(火)【1日目】

 初めての日、「何人きてくれるかな?」はじまりの時間8時をすぎてもだれも来ません。 やっぱり、だれも来ないのかなあ、と思っていたら、2年生の女の子が二人やってきた。「おはよう。よくきてくれたね。さあどうぞ」
 知らないところにやってきた、あやの ちゃん と もももこ ちゃん、二人の勇気に拍手!
 紙に自己紹介を描いて、貼りました。

7月23日(水)【二日目】

 こうゆう くん(3ヶ月)を抱いたお母さんと、ゆうせいくん (2年生)と はゆ ちゃん(5才)がきた。
 ももこちゃんが お兄ちゃんのしゅんや(4年生)といっしょにきた。
 ちょっとにぎやかになりました。


7月24日(木)【3日目】

 新たに、 5年生の ゆうき くんと2年生 なおや くん兄弟、そして2年生の りょうが くん がきました。

 ゆうせいは、今日は一人できた。そして、ももこ・しゅんや兄妹の6人で、おつとめ の練習した。
 そのあとは、絵本と紙芝居。みんな寝ころがって、ちょっと行儀悪いけど、阿弥陀さまは笑って見ていてくださることでしょう。
 このみ ちゃん(2才)がおじいちゃんといっしょにきてくれました。
 大きいおねえさんやお兄さんたちの勢いに圧倒されたのか、おじいちゃんのそばから離れられませんでした。 大きくなったら、仲間に入れるかな。
 女の子も男の子も、広い畳のお御堂を走り回ったり、太い柱に登ってみたり。こんな姿は、昔も今も変わりません。
7月28日(月)【5日目】

 土・日の二日間はお休みでした。再開の月曜日のの朝になっても、ラジオ体操はお休みになるほど強い雨が降っていた。
 「今日は誰もこないかもしれないなあ」と思いながら7時45分お寺を明けて待つこと五分、 りょうが の顔が見えた。 「おお、りょうが、早いなあ」 「今日やるの?」「うんやるよ。お早う。」「お早う。」
 りょうが と二人で入り口の階段に座って待っていると、 いつものメンバーがやってきた。

 お勤めの練習を始める前に、念珠をプレゼントしました。
 「わぁ〜かっけいい〜。」「これ高いの〜」
 「うん、高いぞー。だから大事にしろよ」
 念珠の名前と使い方を教えてから、初めて、通しでいっしょにお勤めしました。 まだ3〜4日ほどなのに、だいたいいっしょにできました。

 「極重悪人唯称仏という言葉が出てきたけど、この悪人てどういう人のことだと思う?」
 「悪い人」
 「悪い人か。うん、悪い人でもいいんだけど悪いことをした人のこと。じゃあ、その悪いことをした人がきたら、阿弥陀さまはどうすると思う」
「怒る」 「うん、怒る」
「でも、この前、この仏様はどんな人でもゆるしてくれるって言ってたから、おこらないかもしれない」 と、言ったのは、体の大きい二年生の なおや。
「お、なおや、ちゃんと聞いてたなあ。そう言ったよな。 さあ、他の人はどう思う」
 何をきいても、すぐに反応してくれるので、そこからまた、あれこれ 話したり質問したり。 毎日、ほんのちょっとずつ話してきたことを、 ちゃんと聞いている子がいる。
 「“真宗教証興片州”って書いてあるけど、この“真宗”って表紙に“真宗子ども手帳”って書いてある真宗と同じこと?」
「おお、ゆうき すごいことに気がついたなあ 今日はもう時間がきたから、 明日はそのことをお話しよう。」

休憩してお茶を飲んでから、
みんなで、「フルーツバスケット」のゲーム
最後に、絵本を読んで おしまい。
しばらく、走り回ったり、おしゃべりしたり、おやつのお菓子を食べたり、思い思いに時間をすごして、そして今日はこれまで、また明日。



29日火曜日 【6日目】

 時間になると、ぞろぞろやってきた。初めてきた、5年生の けんしょう くんを含めて、年長さんから5年生まで総勢10人に。 これまできた人全部が勢揃いした。
 けんしょう が初てなので、 みんなで、また一句ずつ復唱しながら「正信偈」を練習。

 自己紹介ボードも、みんなで12人に。 
 「昨日の続きだけど、“悪人”てどんな人だったっけ」
 「悪い人」「うん、悪い人」
 「あれ、そう言ったっけ? 悪いことをした人って言わなかったっけ」
 「あ、そう言ってた」
 「 どっちもあまりちがわない思ってるんだろう。 “悪い人”と“悪いことをした人”って どう違うと思う?」
「いっしょ」「あんまり違わない」
「じゃあ、聞くけど、自分は悪い人だと思ってる人手をあげて」
シ〜ン
「そうか、だれも手あげないね。だれも自分を悪人だとは思ってないわけだ。 」
 「よし。じゃあ、悪いことを一回もしたことない人は手をあげてみて」
シ〜ン
「誰も手をあげないか。じゃあ、悪いことをしたことある人は手を挙げて」
ガヤガヤ、ワイワイ、
「うん、みんな正直だね。みんな悪いことをしたことあるだろう。“悪い人”と言ったときには、それは誰か知らない人のことだったけど、 悪いことをしたことがある人となったら、みんなしたことがあるわけで、自分もその中に含まれてしまうことになるだろう。 」
「だから “悪い人”というのと“悪いことをした人”ってのは、似ているようだけど、ずいぶん違うんじゃないかな。この“悪人”というのをどう考えるかで、
“極重悪人唯称仏”というのも、だれか他の人のことを言ってるんじゃなくて、自分にも関係あることになってくるんだよ。 ほんとうに大事なことっていうのは、 こんなことを教えてもらっていくということ。 学校の勉強とはちょっと違うでしょう。
じゃあ、今日はここまで。」

ゲームの前に、みんなでそろって、写真をとろうとしたが、 一秒たりともじっとしていない連中の集合写真を撮るのは至難、まさに秒撮の業、でした。




 みんんなゲームが大好き。
 「ハンカチ落とし」、「フルーツバスケット」、「後出し反対じゃんけん」、「まいりましたじゃんけん」etc.……
 右の写真は、
 新聞紙は、海の上のボート。前に立っている人とじゃんけんをして、負けた人は立っている新聞紙を半分に折り畳んでいく。負けが続くと、だんだん立つところが狭くなり、最後は海にドボン。