『主の恵みに満たされて』



<2003年2月2日 主日礼拝>
「ルカによる福音書」9章10節〜17節



・今日私達に与えられました聖書の箇所は、主イエスの行われた奇跡のわざのなかでも“五つのパンと二匹の魚”の物語として知られています。

・主イエスが語れた場所に集まっていた5000人の人々を満腹にする食事が必要とされました。その頃弟子達の前には、5つのパンと2匹の魚だけしかありませんでした。弟子達は、そのことを知っていましたので、これだけの数の人々を満腹させるほどの食べ物を用意するには、買い物にでも行かなければ、不可能であろう、と言うのです。

・この物語は、旧約聖書の「出エジプト記」にあります、荒れ野でのマナの物語を、思い起こさせます。荒れ野にマナをふらせた神様の恵みの出来事です。エリムを出発したイスラエルの共同体は、シンの荒れ野に向かう途中、モーセとアロンに訴えます。「あなたたちは我々をこの荒れ野に連れ出し、この全会衆を飢え死にさせようとしている。」(「出エジプト記」16章3節)

・すると、モーセは、こう答えるのです。「見よ、わたしはあなたたちのために、天からパンを降らせる。」
・天からパンが降って来るということを一体誰が信じる事ができるでしょうか?
 
・「ルカによる福音書」にも、この出エジプト記と同じように、神様からの恵みに満たされた5000人もの人々がいました。半信半疑でいた弟子達の前で、五つのパンと二匹の魚をとり、天を仰いで、賛美の祈りを唱え、裂いて弟子達に渡されました。
・これらの主イエスの奇蹟の業は、神の国の実現としての見えるしるしとして、なされたのです。最後に残った12のカゴとは、12人の弟子達の宣教を表しているとも言われています。主イエスと12人の弟子達の宣教は、この神の国において実現するのです。これらの出来事は、神の国の実現としての見えるしるしであるのです。

・主イエスは、神の力によって、病人を癒され、神の国を語り、5000人もの人々の餓えをも満たされるお方なのです。
「すべての人が食べて満腹した。」(「ルカによる福音書」9章17節)とあるように、主イエスに従っていく者は、すべての人が、主の恵みで満腹になり、主の恵みによって満ち足りて、神の国へ招かれるということが約束されているのです。 




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