森で使う道具の種類


【その1】
 初めにご紹介る道具として、作業の際にメンバーの大半が持参する『ナタ』を取り上げたいと思います。
メンバー各々好みの道具で作業していますがとりあえず手持ちの鉈を取り上げます。森の中で鉈は、様々な場面で活躍する刃物で、杉の木の皮むきから山菜の処理まで幅広く使っています。

 

 両刃のナタ。最も活躍している刃物の一つです。軽量(約380g)。軽量であることから、包丁のように使えて重宝しています。軽量の故に、無理やり振り下ろして使う時があり刃こぼれが・・・。よって、最近は「蛤型」に研いでます。
 出所は不明で最低30数年は経過しています。父親から受け継いだもので、父親も昔からあったと。
 柄は、折れていたので近所のホームセンターで柄を購入して修理してから復活。

 

 片刃の重量級(800g)のナタであります。使っていると腕が痺れますが、その重さゆえに太い枝も切れます。
 出所は不明、父親の親(爺さん)が使っていた。新しくとも昭和初期か?。

 

 両刃のおたふく。平成24年、近所の金物屋で購入。未だに出番なし。重量約550g.。


【その2】
 動力(エンジン)式の道具の数々を紹介します。繊細な仕事は手作業ですが、やはり人力では限界があります。メンバーにより使用する道具は異なりますが、刈払機の保有率は高いですね。 あとはチェンソーですか。

 

【背負式刈払機】 

以前使用していた小型軽量のUハンドルが寿命(無理をした?)。ヘッドから少々異音が発生したので、危険を感じて背負式スチール社FR130を購入。そもそも22cc程度の刈払機で山林作業することが間違っていた。
 H24年で2シーズン目に突入。すごぶる快調。購入した際は、反発式のスロットルに慣れず悪戦苦闘。慣れれば、回転を自由に調整できるので便利かも。

 

【動力運搬車】 

300K搭載可能。中古で購入。
 購入早々スターターロープが切れるハプニング発生。仕方なく、自分で修理。やはり中古かと思いきやエンジンは快調。
 オイル交換、エアークリーナーの掃除、プラグの交換を行うとすごぶる快適に動きます。少々、振動と音が気になります。里山の会での稼働率は抜群で、価値以上に働きます。

 

【チェンソー】 

 36ccに40cmのバーがついてる状態です。直径40〜50cm程度の材木であれば輪切りも可能。ただし、目立ては行う必要あり。もう少し、パワーと回転があれば使いやすい。少し無理をすると、回転が落ちるのが欠点。ただし、エンジン回転のコントロールは低速から高速までスムーズに調整が可能で使いやす。
 現在の運用は、こまめに目立てを行うことで非力さをカバーしています。

※目立ては毎回行う習慣をつけてください。

   【チェンソー】 

 25cmのカービングバーを付け、フルカッターを付けて竹伐り等で活躍。フルカッターは目立てが大変というか面倒。
 最近は、機体が老朽化?の影響か長時間使用しているとオーバーヒート気味で、短時間の使用にて何とか運用。短時間で大量の竹等を伐採するには、機体に負荷をかけ過ぎる傾向があるのでプロ用に区分されている機体を使用することをお勧めします。

※目立ては毎回行う習慣をつけてください。

 

 【目立機】 

治具にグラインダーがついているような感じです。構造はいたってシンプルですが、あると大変便利です。大工さんからの頂いたものです。







【その3】その他

 

混合油:通常は50:1の混合比で、2L程度を作ります。
現在、混合油はFD級のスチール社の○○を用いていますが、ハスクのオイルが良いという記事もまりますがそこはあまり気にせず。
 何となくですが、25:1に比較してエンジンがよく回るような気がします。一方で、刈払機に50:1を入れると通常の仕事は快適なのですが、ナイロンコードを使用し、出力を絞って使い場合25:1の方が細かなエンジンコントロールが出来ます。
 そもそも、スチールのFR130で細かい出力調整をすることに難ありで、低出力の刈払機を調達した方が効率が良いかも。