説教ノートより〜あなたの若い日に
地区青年会 夕陽会奨励
「ルカによる福音書」5章1節〜11節/「コヘレトの言葉」12章1節〜2節





・この物語は、弟子の召命を意味しています。何もかもを捨てて、主イエスに従った3人の弟子の召命です。すべて語り終えられたあと、主イエスはシモンに命令されました。「網を降ろし、漁をしなさい。」シモンは答えました。「先生、わたしたちは夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。」

・しかし、「お言葉ですから、網を降ろしてみましょう。」というのです。半信半疑で、網をおろすのです。すると、「おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった」、・・・大漁であっ
たのです。主イエスの言葉の通りに従っただけで、こんなにもたくさんの魚がとれるとは・・

・二槽の舟が魚でいっぱいになったので、舟は沈みそうになってしまいます。彼らは驚きました。奇跡を見たシモン ペテロは主イエスの足もとひれ伏して、言いました。「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです。」このように罪を告白するのです。すると主イエスは言われます、「恐れることはない、今から後あなたは、人間をとる漁師になる」

・彼らは主イエスの招きを境にして、彼らの職であった漁師という仕事全てを捨てて、主イエスに従ったのです。主イエスに従った者の受ける恵みは数え上げることができないほど多くの恵みなのです。また、たくさんの魚は、神の言葉を聞いて信じた者だけが結ぶことのできる、豊かな実りを現しています。

・彼らは、「人間をとる漁師」となって、「人間を救う、福音を宣べ伝える宣教者」として、「召命」を与えられたのです。さて、私たちも主への信仰によって、すべてを捨てて従っていく覚悟があるでしょうか。彼らは、彼らの若い日々にこうして主イエスに出会い、自分の創造主に心を留め、すべてを捨てて従っていきました。

・私たちは、青春の日々に、若い日に、キリストに出会い、神様を覚えて祈るときを与えられています。そのことに感謝しつつ祈りを捧げたいと思います。





前のページに戻る

日本基督教団 羽咋教会
e-mail