〜静寂の洞窟〜
能登金剛を代表する場所、厳門の崖から望む空。夏空の青さと広さは、
厳門をより一層雄大にします。
「厳門」というのは、文字通り厳しい門で、とても迫力ある姿をしている洞窟の名称です。
そこから覗く夏の日本海は、輝かしい光で満たされています。
洞窟の門のあたりは、透明で静かな、流れを止められた水があります。
蒼くて透明な水の先には・・・・。
侵食によってぽっかりと開いているこの門は、船も通り抜けられるほどの、大きな穴です。
夏なのに涼しく、洞窟の静寂がすべての音を吸い込んでいくような落ち着きをもって、
私たちに、「安らぎ」と「静寂」と、海からの「光」をくれました。
岬の頂きに、まっすぐのようで、日本海の潮風に吹かれ、曲がったままの「老松」が・・・。
不思議な自然のつくる「趣」と「日本の美」を演出しています。